「暴力的ポルノの視聴は、女性に対する攻撃行動を増加させうる」という研究があるようだ。

性に関するものではないが、人種差別については「テレビで描き出される非言語的偏見への曝露量と学生個人の偏見に直接的相関が認められる」とする研究もあるようだ。科学的に「性に関しては」影響がないと実証される日までは、影響はあると思うほうがいいのではなかろうか。

と、2/17記事に書いたことに対して、はてブで教えていただいた。
 『青少年条例と国際条約「有害図書類」指定との関係』には、「大渕憲一「暴力的ポルノグラフィー:女性に対する暴力、レイプ傾向、レイプ神話、及び性的反応との関係」『社会心理学研究』第6巻第2号、119-129頁(1991年)」という論文が紹介されていて、下記の要約がある。

特に問題があるのは、性暴力を「最終的には女性が好意的に受け入れてしまう内容」であることが示され、このようなポルノは「「女性はレイプされたがっている」という誤った信念―レイプ神話―や、性暴力を肯定する価値観」を持たせる恐れがあるという。

 原著論文はci.nii.ac.jpで読めそう。
 いまちょっと時間がとれないので、あとでじっくり読む。

⇒読んでしまいました。短いですし、平易な日本語で書いてあり、下手に要約するより、直接読んでいただいたほうがいいと思いましたので、まとめません。