WEBページの「ぱっと見」について、ちゅくちゅくと考えたりしてみたのだった。

《eXcite》のほうで

 モニターサイズがこれだけ大きくなっている時代に、いまだに幅いっぱいのページ作っている方も見かける。なぜか、W3C信望者に多いような気がしてならないのだが、気のせいだろうか? たぶん、「調整したい人は勝手にしてください」ってことなんだろうなぁと思うのだけれど、それって、読み手に「ヒト手間」をかけさせるという点においては、音楽がいきなり流れるページを作っておいて「キライな人はオフボタンをクリックしてください」というのと同類ぢゃないのか?

と書いたら、OYAKONEWSさんに叱られましたっ! そういえばOYAKONEWSさんちも全幅でしたね^^; (議論になったら、《はてな》へ移動するようにしているのでこちらで)

何いってんだよ。読みたいからアクセスしてくるんだろ?読む努力するんだろ。

 この一文をカッコイイと思った時点でなにか負けた気がす(ry はい、自分として、読む価値があると感じたページであれば、2秒の手間で窓を畳んで、読ませていただいております。でも、私を含め、みんながみんな、OYAKONEWSさんほど優れた文章を書くことができるわけではありませんのでねぃ。

ほんというと、あの文章は別のサイトの話だったのです。

 ただ、ほんというと、先の記事を書いたときに考えていたのは、別のサイトのことでした。
 ある少女向け掲示板の、ブログ板とサイト板に、大人の回答者がほんの数人、入り込んで、回答をつけています。阿狐めは、そのうちの一人です。質問者は、小学生から高校生がメイン。ブログ板では、小学生がCSSを繰って、ブログテンプレートをカスタマイズします。もちろん、カスタマイズ向きのテンプレートを提供するT氏や、すぐれた回答を付け続けるK氏のような大人回答者の助力があって、ではありますけれど。そして、数ヶ月質問をしていると、自分がわかる質問には回答をつけるようになる子も出てきます^^。

 サイト板のほうでは、
「ホムペを作りたいのですが、どうやったらいいですか!」
 こういう質問は、言い方を微妙に変えながら、繰り返しあがってきます。その一方で、
「×年前からサイトを作っているのですが、最近になって、W3Cというものがあるのを知りました。自分でできるだけW3Cにそった形にしたつもりなのですが、自信がありません。見ていただけませんか」
という質問も、多くはありませんが、ないわけではありません。
 後で悩むなら、最初からW3Cに準拠した形で作ればいいのに、と思いますし。さもなければ、どこぞの悪い狐のように、W3Cなぞ見捨てて、見てくださる「客」の目だけを心すればよいのです。それでも、

いい加減なHTMLをあとで修正するのは大変ですから、できるだけ最初からきちんと書いておくことをおすすめします(WebKanzaki)

を地で行く、「大変な修正」を目のあたりにしていると、悪い狐でさえも、ちくっとどこかが痛むのです。
 ところで。「ホムペを作りたいのですが」という質問があったときに。大人回答者たちは、できるだけ“うぇぶ・ただしい”W3C的にも正しい サイトに誘導しようとします。ところが、年若い回答者たち(高校生とか)が「ステキな小技のパラダイス」(c)ばあど氏へのリンクを貼ると、質問者は、10中8,9「パラダイス」のほうを選択している印象でした^^、なぜなら、パラダイスのほうが「見た目」が、「彼女が作りたいもの」に似ているからです。
 先の記事で言及したときに頭に置いていたのは、じつはそこで「回答者には挙げられるのに、質問者には選ばれない」サイトのことでした。
 そんな状況のなか、Niichi氏が『10press』をひっさげて回答サイドに参加なさって以後、少し流れが変わったかも、と思っています。回答へのレスで、「あ、(『10press』を)読んだな」という手ごたえを感じるようになりました。初心者に見せる対象として考えたときに、サイトが「美しい」ことは意味無いことではないのだなあ、と思ったことでした。

そういえば、ググレカス

 そういえば。

誰でも検索をかければ簡単に回答を導くことのできる質問に対しては「ググれカス!」と答える方が、結果的に親切なんじゃないか、と思った。(ekken氏)

という話題がちょっと前にありましたが。私は「ググレ」(カスはつけませんがw)と答えるときと、答えないことがあります。答えないときというのは、『10press』のような例です。「ああ、このサイトは良いなあ」と思っても、新しいサイトは「ググレ」では先に出てきにくい。SEO対策だかなんだか知りませんけど、「え?」というサイトがトップへ来ることさえある。けれど、上質の参考サイトへのリンクを1度、示せば、その初心者は、他の疑問が出てきたときも、そのサイトで調べることができる。この手の話は何度も書いたので(『Search or Source』/『ネットを始めて間もない頃,私は,検索のプロだった』)ここでやめて、ズレてしまった話を元へ戻しますが。

ブログを鳴らす少女たち

音楽聞きたくてアクセスする訳じゃないよ。

 以前、こう書いたことがあります

ブログに3つくらいのフェーズがあるような気がしてきた。

一つは、「玩具箱」のフェーズ。記事は、ペットの餌のために書いていたりする。古くからネットをやっている人間には本末転倒に見えても、「人」が(PETで)「遊ぶ」ことを否定したら、世界の玩具屋は滅んでしまう(笑) このフェーズのユーザーに、「あまり重いと閲覧客に迷惑だからペットをはずせ」というのはバカげている。彼らにしてみれば、それこそが本末転倒なのだ。

 くだんのサイトで女の子のブログをたくさん見るせいなのかもしれないので、ちょっと自信はないのですが。私が見る限りでは、いきなり音を鳴らしてくるのは、女の子のブログが多い気がします。音楽もブログペットと同じで、ブログを「玩具」にしているじゃないでしょうか。とか言いながら、「いきなり音楽はじつは嫌われますよ」 とか書くものですから、叱られたりしておりますがw

 悪い狐は元気に跳ねすぎて、あちこちで叱られるのに忙しうございます。
 ミ^。^彡っ。oO(なお「ちゅくちゅく」には意味がありません)

※ものすごく遅ればせですが、OYAKONEWSさんにTB。失礼いたしました。