ブラウザを最大化して開く話は、私はしていません。

 ekkenさんに「ブラウザを最大化して開く必要はないよ!」という記事で言及をいただいたのですが。少なくとも、タイトルと当方で書いた内容はズレています。私は一度も、「ブラウザを最大化して開いている」と書いた覚えがありません。  
 Adan Kadan Blog 「モニターサイズがこれだけ大きくなっている時代に、」から結んだリンク先、「窓サイズ専用、《BROWSIZE.ORG》」の一覧表でお示ししたのは、「モニターサイズではありません。ブラウザーの窓サイズです。」
 800pxや1024pxのモニターで、1600pxの窓が開ける道理がありませんから、数年前よりモニターのサイズは確実に大きくなっていると思います。
 データ表をご覧いただけば判るとおり、(72%-57%で)14%の人が「1024より大きく、1152以下」で閲覧しています。こんなモニターサイズあったっけ?、と、(《忍者アクセス解析》で)モニターサイズをチェックしましたが「1920×1200 / 1680×1050 / 1600×1200 / 1440×900 / 1280×1024 / 1280×960 / 1280×800 / 1280×768 / 1024×1024 / 1024×768 / 800×600 / 800×480」となっていました。やはりどうも、「1024より大きく、1152以下」、というモニターサイズは存在しないように思われます。つまり、1024を越えるモニターサイズでも「最大ではないハンパな窓サイズで」ブログを見ているわけです。

1000px幅のテンプレートを使っているekkenさんに、「自分が読みやすいと思う表示幅が800pxと仮定した場合、それよりも大きなウインドウでブラウザを開く理由が分からない。」といわれました。

「幅いっぱいに表示されるテキストが読みにくいので調整する必要がある、だけど調整するのは面倒だよね」と言うのであれば、逆に固定幅あるいは最大表示幅を設定している人は、何の為にブラウザのウィンドウをモニタのサイズ限界まで大きくしているのだろうか、と疑問を感じた。

 たとえば現在のekken氏のブログを見た場合。「最近の記事」まで確認したければ、窓サイズは約1000pxです。記事カラムは約740px。別にekken氏のブログだけでなく、「Yahoo Japan」「朝日新聞」も全体を見るのには約1000pxです。
 こういう窓を開いておいて、そこから幅100%設計のサイトへ異動すれば、テキストの表示される幅は1000pxになります。私には、1000px幅のテキストは幅が広すぎるので、ちょっと読みかけて、面白そうな記事があれば、ブラウザの窓幅をかえて、最初からまた読みます。
 100%設計のサイトばかり集中して見た後に、広幅段組のサイトを見る、と順番を決めていれば、ブラウザの幅を調整する手間は1度で済むかもしれませんが、そんな閲覧の仕方は、(少なくとも)私はしていません。

 モニターが大きくなっても、人が読みやすいと思うウィンドウのサイズには限界がある筈。可変幅のウェブサイトの幅が大きすぎて読みにくいと言う人は、その人が読みやすいと思っている固定幅のウェブサイトを見ている場合に、何の情報も無い余計な左右のマージンを必要以上に表示させていることになる。この不要な大きすぎるマージンを、適度な幅になるようにして表示させたウィンドウサイズが阿檀さんにとっての読みやすい大きさなのだとしたら、モニターのサイズとは無関係にブラウザをその幅で表示すれば良いと思った。

 すべての訪問先が100%幅設計のサイトであれば、たしかに、ekkenさんのおっしゃるとおりです。しかし、現在、1000px幅で段組をしてあるサイトがたくさんあるのです。……なんてことが、1000pxテンプレ使用者であるekkenさんがどうしてお判りにならないのか。そこが良く判りませんでした。



コメントのなかでお一人だけ、

仮に”自分が読みやすいと思う表示幅が800px”でも、3列mixiとかニコ動とか横スクロール無しで表示させようと思ったら(表示部分で)1024必要じゃないですか?/まぁどうせウチは17インチなんですけどね。(id:rag_en氏)

と気づいていらっしゃいますね。



【追記】
 ああ。わかった。Fxだと可変なのですね>ekkenさんのテンプレ。